水資源の保全

水使用に関する考え方

 当社は貴重な水資源を保全するために水使用量の削減と排水の管理に取り組んでいます。
 工場で使用する水については、上水道のほか、井戸水や工業用水も適切な処理を行い使用しています。水質管理については、水質の分析回数や分析項目を上乗せするなどの自主基準を設けて水道法などによる規制以上の管理を行っています。
 日頃より節水活動によって使用量の削減を図るとともに、用途に応じて水のカスケード利用(一度利用した水を再利用する)にも取り組み、水資源の効率的な利用を進めています。工場において水の使用量を毎月原単位で把握しており、給水量原単位(生産高百万円当たりの水使用量)については過去5年間で8.7%削減されており、水使用量については341千m3の削減となりました。

水使用量および原単位の推移

水使用量および原単位の推移

※上表の記載金額は、百万円未満の端数を四捨五入して表示しています。各数値の合計が合計額と一致しない場合があります。


工場における使用水量の削減の取り組み

節水対策

 工場では水の使用量を削減するための取り組みを行っています。

  • ・洗浄機や蛇口のノズルに節水ノズルを取りつけ、ムダな水の使用を抑制しています。
  • ・水使用設備にタイマー機能を設置して、自動停止によりムダな水の使用を抑制しています。
  • ・使用した天板(パンなどをオーブンで焼く時にのせる鉄板)を洗浄する設備では、誤差の少ない専用の水位制御センサーを取りつけて水の過剰な使用を抑制しています。

水のカスケード利用

 工場の給水使用設備(洗浄機など)では、水の使用量を削減するため再利用に取り組んでいます。

  • ・天板を使用した後に洗浄する機器においては、すすぎで使用した比較的きれいな水をフィルターで濾過して洗浄工程に戻し、再利用しています。
  • ・水をボイラーによって蒸気に変え、加熱設備(スチーマーや加熱釜など)で利用し、その後ドレン水(加熱の役割を終えた水)となった排温水を回収し、ボイラー用の給水に再利用しています。


排水の環境負荷低減の取り組み

 排水を適切に処理して自然に返すことは水を生産設備使用する企業として重要な課題であると考えています。排水は工場によって河川放流と下水道がありますが、いずれも法令および都道府県による条例等の規制以上の水質で管理を行っています。生産高当たりの排水量原単位は過去5年間で5.8%削減されています。
 各工場では、排水を専用の設備で処理し、常に適切な排水水質を維持するように取り組んでいます。

排水量および原単位の推移

排水量および原単位の推移

※上表の記載金額は、百万円未満の端数を四捨五入して表示しています。各数値の合計が合計額と一致しない場合があります。

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