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ヤマザキ 世界の朝食
一日の元気は、朝食をしっかり食べることから始まります。
世界各地のバラエティ豊かな朝食---
また、幸せの香り漂うパン料理などを紹介していきます。
月刊dancyu[ダンチュウ]1月号
月刊dancyu[ダンチュウ]2011年2月号
編集タイアップ企画より
今月の1皿~「オニオングラタンスープ」 世界地図 France
フランス・リヨン
熱々にとろける美味。
〝オニオングラタンスープ〟
玉ねぎの甘味、旨味をとことん味わい尽くせる熱々濃厚な「オニオングラタンスープ」。フランスの至るところで愛され続けるフランス伝統料理の一品だ。とくにリヨンでは、寒さが厳しいこの時季になると 一日に一度は必ず食べる という人も少なくない。つくり方は見た目以上にシンプル。器によってガラリと表情が変わるのも魅力の一つだ。
   パリからTGVで走ること約2時間。ヨーロッパ屈指の大自然の宝庫、ローヌ・アルプ地方の首府リヨンにたどり着く。ローヌ川とソーヌ川、2つの大河を中心に絹織物の町として発展を遂げた2000年以上の歴史をもつフランス第2の都市である。
 そんなリヨンは〝美食の都〟としてあまりにも有名だ。「ポール・ボキューズ」「アラン・シャペル」等々、高級な星付きレストランが点在し、世界中から食べ歩きに訪れるグルマンが後を絶たない。もちろん何げなく佇むビストロやカフェ、場末のブラッスリーに至るまで、他都市と比べても料理の質は驚くほど高い。
 本格的なフレンチや伝統料理を堪能したら、次は一歩踏み込んで〝ブション〟と呼ばれる昔ながらの酒場を覗いてほしい。ここはいわゆる地元人が集まる憩いの場。手軽な料金で家庭的な郷土料理やワインに舌鼓を打てるだけでなく、人々の暮らしぶりや風習も垣間見ることができる。
 さて、時は2月。バレンタインデーのプレゼント選びに勤しむ老若男女のホットな心とは対照的に、街中は凍てつく寒さである。コチコチに冷えきった体を温める術は数あれど、〝これを食べれば体の芯から一気に温まる〟と誰もが口を揃えて太鼓判を押す一品がある。それが熱々、濃厚な「オニオングラタンスープ」だ。
玉ねぎの一大産地であるリヨンは、フランス発祥のこの名物スープのおいしさでも名高い。じっくり炒めて甘味を引き出した玉ねぎにコンソメを加えて煮込み、カリッと焼いたバゲットとチーズをのせてオーブンへ。とろりと凝縮した玉ねぎの旨味とバゲットの香ばしさ、チーズのコクがえもいわれぬハーモニーを奏でる。口当たりやさしく飽きのこない味わいで、気がつけばあっという間に完食だ。これなら心も体も幸せなほどポカポカになる。
 オニオングラタンスープをランチやディナーの友とするならば、〝朝の顔〟とも言えるのが「リヨン風サラダ」だろう。アレンジ自在で栄養満点! 新鮮野菜をたっぷり使った彩り鮮やかな朝食を目の前にすれば、一日のモチベーションだってぐっと高まるはずである。

朝のテーブルから
フランス・リヨンの朝食例。グリーンサラダにポーチドエッグ、ベーコン、トーストしたパン(クルトン)が基本形の「リヨン風サラダ」は、つくり手によって見た目、味わいともに実に多彩。酸味を効かせたドレッシングは食べる直前にかける。コーヒーを添えて。 リヨン風サラダ
ヤマザキ
朝食から始まる幸せ。
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