平成23年6月1日
山崎製パン株式会社
東日本大震災に対する支援状況と今後の対応について
 

このたびの東日本大震災により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

当社の東日本大震災に対する支援の状況と今後の対応についてお知らせいたします。

○ 救援食糧の支援活動

当社は、震災発生直後から、政府や地方自治体からの緊急食糧の支援要請を受け、グループをあげて救援食糧の提供に取り組んでいます。震災発生から約1ヵ月間は、中京、関西エリアの工場で生産したパン類を愛知県の航空自衛隊小牧基地より被災地へ空輸していましたが、4月17日からは、当社仙台工場の復旧を契機として、同工場で生産したフレッシュなパンを当社従業員が宮城県内の避難所等へ直接お届けする取り組みを開始しました。現在、宮城県石巻市の避難所71ヵ所及び気仙沼市、南三陸町、女川町、東松島市、塩竈市、多賀城市、山元町の7つの市町の救援物資集積所に、当社の配送トラックで毎日救援食糧をお届けしています。今後も被災地の早期の復興の一助となるべく引き続き救援食糧の支援活動を継続するとともに、被災地の方々の様々なニーズを直接お聞きし、キメ細かな対応を図ってまいります。

配送トラック

当社の配送トラックにて避難所へ直接お届けしています(石巻市石巻高校)


○ ヤマザキ「ラブ・ローフ」募金活動

ヤマザキショップ、デイリーヤマザキ、ヴィ・ド・フランス、不二家洋菓子店等の各店舗約5,400店において、被災地の救援・復興のため、ヤマザキ「ラブ・ローフ」募金活動を実施しています。3月14日から5月8日まで実施した「東日本大震災緊急援助募金」では、皆様から寄せられた募金額は総額8,989万9,496円となりました。この募金は、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン、公益財団法人国際開発救援財団を通じ、現地での復興支援活動に活用させていただきます。

「東日本大震災緊急援助募金」の詳細はこちらをご覧ください。

また、多くのお客様から募金活動継続の声をいただきましたので、5月9日より新たに「東日本大震災復興支援募金」として「ヤマザキ『ラブ・ローフ』募金」を継続実施しております。当社は、従来より社会貢献の一環として協力してきたワールド・ビジョン・ジャパンと国際開発救援財団の活動を通して、今後も被災地の救援・復興を支援してまいります。

東日本大震災復興支援募金

ヤマザキ「ラブ・ローフ」募金箱


○ヤマザキショップ、デイリーヤマザキなど小売店舗の営業再開への支援活動

津波被害を受けたヤマザキショップやデイリーヤマザキなど小売店舗の早期営業再開のため店舗の清掃を支援しました。津波の被災地域では、比較的被害の少ない店舗でも浸水により大量の泥などが溜まり、ライフラインの復旧後も多くの店舗が休業を余儀なくされていました。そのため、当社及び(株)デイリーヤマザキより65名の従業員が、4月中旬に宮城県、岩手県の沿岸地域等32ヵ所の店舗を訪問し、床や販売什器の清掃作業や商品陳列等の支援活動を実施しました。パンやおにぎり、お菓子などの食料品や日用品を扱うヤマザキショップやデイリーヤマザキなど、ライフラインのひとつとされる身近な小売店舗の営業再開は、とりわけ在宅避難の方々に喜ばれるなど被災地の皆様の生活支援と復興に役立っています。

津波被害を受けた店舗の清掃を支援しました(石巻市のヤマザキショップ)

以上