息子が店を継ぐと言ってくれました。
しっかり基盤を作ってバトンタッチしたいです。

オーナー

息子が店を継ぐと言ってくれて店に入って約半年、本人もだいぶ仕事に慣れてきています。
私たちももうひと頑張りして、しっかり基盤を作ってバトンタッチしたいと考えています。
これからもヤマザキショップの力をフルに活かし、笑顔のコミュニケーションを大切に、地域のお客様に喜ばれる商売を心がけていきたいと思います。

ヤマザキショップ中田おおたけ屋店様
オーナー 大竹秀春様・明子様

所在地 神奈川県横浜市泉区中田東4丁目
2008年10月開店 (取材:2015年夏)

ヤマザキショップ中田おおたけ屋店様は、主要道路から少し離れた横浜市内の住宅地にあります。大竹オーナーご夫妻が30年ほど前に当地で食料品店を開業し、今から7年前、スーパーやコンビニエンスの増加で売上が厳しくなり、商品の仕入れも不安定になったのを機にヤマザキショップに転換しました。
それ以来、コンビニエンスが出店しにくい住宅地の真ん中という立地条件の下、地域のお客様との積極的なコミュニケーションを大切にしながら、ヤマザキショップらしい地域密着の商売を徹底し、日常生活になくてはならない店として愛され続けています。
周辺のスーパーとの競合は厳しいものの売上は安定、2014年11月にはご子息が後継者として店の運営に加わり、オーナーご夫妻も一段と意欲的に商売に取り組んでおられます。

オーナー
店舗外観

売上が好調と伺いましたが、その秘訣を教えて下さい。

大竹オーナー お客様に感謝をこめて、毎月1回、1日限定のセールを開店以来ずっと継続し、店の存在をアピールしているのが効果を上げていると思います。
奥様運営担当者と相談して、毎回100円以下のセール品を何品か揃

え、500円あれば満足感のある買物ができるように工夫しています。お客様が毎回楽しみにして下さり、特にお彼岸の時期などは和菓子のバイキングが好評で、用意した300個が1日で完売するほどです。工場直送のカレーパンも夏場には160個が完売します。※2015年夏当時

お客様への告知はどのようになさっていますか。

大竹オーナー毎回大判チラシを1000枚作り、1日1時間、2、3日かけてポスティングします。開店当初は店内で配るだけでしたが、2年目のクリスマスに初めてポスティングをしたところ、思った以上にケーキの予約が伸び、これからは毎回やろうじゃないかと思ったのが今まで続いています。新聞折込のほうが楽でしょうが、大量のチ

ラシが折り込まれる中でどれだけ手に取ってもらえるかという疑問がありますし、そもそも最近は新聞をとらないお宅も多いですから。その点、ポスティングのほうが目につきやすいですし、お客様と顔を合わせることができればひと声かけて、コミュニケーションをとることもできますから効果的です。

これまでのクリスマスケーキの予約活動の実績は?

奥様以前はほとんど販売実績がなく、ヤマザキショップになった最初の年に初めてお客様に声かけをしたら60台のご予約をいただき、次の年はちょっと欲が出てポスティングを始めたんです。それか

らは毎年1台でも伸ばそうと頑張って数を積み上げ、2014年は100台を超えました。節分の「恵方巻」も毎年伸びて2015年は250本を上回り、全国ランキングの51位に名前が載ってうれしかったです。

中置ゴンドラの特徴を活かし、変化のある陳列でお客様を引きつけるパンコーナー
「豆いっぱい大福」は毎週木曜日、50個限りで販売し、 “限定商品”の価値を強調して変わらぬ人気をキープ  ※2015年夏当時

配達サービスも好評だそうですね。

大竹オーナー予約商品だけでなく、一般の商品でも電話注文を受けて配達したり、来店して購入された商品を後でお届けするなどのサービスが喜ばれています。昔から飲食店への酒類の外販があり、それをさらに広げて一般のお客様へのお届けも始めたもので、現在も毎日配達便を出しています。配達に伺ったときは、ほかにご注文はございませんかと御用をお聞きし、予約商品のチラシを手渡しすることもでき、売上につながります。

こうした動きをしているおかげで、町内会の集まりや幼稚園のイベントなどに品物を届けてもらえないかといったご依頼も増えています。特にヤマザキの飲料は価格が手ごろでおいしいと評判で、注文が多いです。地域の高齢化が進んでいることもあり、配達のニーズは高まっていますので、今後は「お弁当を1個でも配達します」といったチラシを作って、そこから新しいお客様を開拓できないかと考えているところです。

お客様とのコミュニケーションについては、どのようなことを心がけていますか。

奥様月並みですが、いつも笑顔でお迎えすることを心がけています。顔見知りのお客様には、特にお子様の成長のことやおじいちゃん・おばあちゃんの健康など、いつもご家族のことを気にかけるようにしています。主人はお子様と仲良くなるのが得意で、それがきっかけでお客様と親しくなることも多いです。

そうした中、ヤマザキさんから「親子サンドイッチ教室」を提案され、町内会館を使って15組ずつ2回開催しましたが、お子様の夏休みの宿題の良いレポートが書けたとか、嫌いな野菜を食べるきっかけになったとか、とても喜んでいただきました。今後もぜひ実施したいと思っています。

そのほかの販促の工夫についてもお聞かせ下さい。

奥様当店では、食パンはスーパーでセールをすることが少ない「ロイヤルブレッド」を中心に品揃えし、食パンサービスチケット販促でお買得感を出して販売しています。おいしいと定評があり、普段は1日平均15斤、感謝セールでは毎回100斤が完売します。

固定のファンがいる「ダブルソフト」については、別途11日、22日を「ダブルの日」として、お買得価格で提供しています。そのほか毎週木曜日は「豆いっぱい大福の日」として、よもぎも合わせて50個を売り切れ御免という形で限定販売しており、いつも大好評です。

今後の抱負をお願いします。

大竹オーナー息子が店を継ぐと言ってくれて店に入って約半年、本人もだいぶ仕事に慣れてきています。私たちも、もうひと頑張りして、しっかり基盤を作ってバトンタッチしたいと考えています。

これからもヤマザキショップの力をフルに活かし、笑顔のコミュニケーションを大切に、地域のお客様に喜ばれる商売を心がけていきたいと思います。

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