地域密着の小規模経営が可能な
ヤマザキショップを選びました

オーナー

家族中心で、地域密着の小規模経営が成り立つヤマザキショップを知り、これだと思いました。
日本全国どこでも知られている、信用ある「ヤマザキ」のブランドを使って商売ができることも大きな魅力でした。色々と負担の大きい会社組織から個人事業主に転換し、新しい店づくりに挑戦しようと決断しました。

ヤマザキショップ中落合三又酒店様
オーナー 中瀬文夫様

所在地 東京都新宿区中落合4丁目
2009年7月開店 (取材日:2016年秋)

ヤマザキショップ中落合三又酒店様は、都営地下鉄大江戸線で新宿から約10分の中井駅徒歩10分、小・中・高等学校や大学も立地する閑静な住宅地にあります。かつては広い持ち家が多かった地域も世代交代に伴って土地を手放す方が増え、分譲住宅や賃貸マンションに地方から転入する若年層が急増、周辺にはショッピングセンターやコンビニエンスも次々に開店して商環境が大きく変化しました。こうした中で旧商店街は消滅、代々酒屋を経営してきた同店もコンビニスタイルの店づくりを試みたものの、思い通りに新しい客層をとらえることができずにいました。そんな折、あるヤマザキショップのオーナーと知り合ったことがきっかけで2009年にヤマザキショップに転換、地域の変化にフィットした店舗経営を実現し、さまざまな独自の工夫をこらしながら、お客様に気持ちよく買物していただける店づくりに励んでいます。

オーナー
店舗外観

ヤマザキショップに転換した経緯からお聞かせ下さい。

中瀬オーナー時流に合わせ、個人でコンビニスタイルの店づくりに取り組みましたが、「三又酒店」は新しく地域住民となったお客様には認知されておらず、ブランドが確立されている大手チェーンに流れてしまわないか心配でした。とはいえいきなり大手チェーンに入って24時間営業の商売をすることは考えられず、悩んでいた

時、知人を通じ、家族中心で、地域密着の小規模経営が成り立つヤマザキショップを知り、これだと思いました。日本全国どこでも知られている、信用ある「ヤマザキ」のブランドを使って商売ができることも大きな魅力でした。色々と負担の大きい会社組織から個人事業主に転換し、新しい店づくりに挑戦しようと決断しました。

実際にヤマザキショップを開店して、いかがでしたか?

中瀬オーナー若い客層を呼び込めるようになり、また古くからのお客様にも喜ばれて、期待通りのスタートとなりました。店舗の改築にあたり、売上規模に見合うよう売場をコンパクトにして在庫を大幅に軽減、また会社経営から個人事業主に変えたことで税負担も

減り、経理事務も専門家に頼らず、自分で会計ソフトを使って処理することができるようになって経費が圧縮され、利益を出しやすくなったのも狙い通りでした。ヤマザキショップという店舗形態が存在し、縁あって出会えたということに、心から感謝しています。

競合状況には何か変化がありましたか?

中瀬オーナー大手コンビニチェーンは徒歩10分ほどの駅周辺や主要道路沿いに数店、さらに大型スーパーもありますが、もうそれは当たり前の状態で、日常、競合店として特に意識することはありません。当店はちょうどそうした店の中間の空白地帯のような場所に

ありますので、大手コンビニと変わらず便利に利用でき、すぐ欲しい時に欲しい商品が揃い、遠くまで行かなくても間に合う店として地域のお客様に頼りにしていただける、当店らしい店づくりをめざしていきたいと思っています。

店づくりで心がけていることは?

中瀬オーナー現在の客層はメインが若年層、単身生活者が多く、男女比はほぼ半々という感じです。以前から感じていたことですが、若い方は気軽に気兼ねなく出入りできる店を好むため、売場の

動線にも配慮しています。また女性客は店がきれいであることが絶対条件なので、店頭、店内の清掃、清潔感、スマートな印象を特に心がけています。

品揃えについてはいかがですか?

中瀬オーナー大手コンビニエンスに負けない品揃えを、ヤマザキショップでどこまでできるかに取り組んでいます。特に心がけているのは、新商品や話題の商品、売筋商品がきちんと揃っている売場です。そのために、ヤマザキショップの新商品情報を活用するのはもちろん、商品の入替や適正発注のためにはコンビニエンスのような単品管理がどうしても必要と考え、自分で商品登録をすれば単品の販売データが記録できるPOSレジスターを導入しました。得られたデータは、毎日パソコンにコピーし、入荷データと統合して、市販の計算ソフトで単品の売上・在庫管理をしており、これにより売筋・死筋を把握して、お客様のニーズに合った適正在庫の品揃えにつなげています。
また、数は出なくても品揃えが必要な商品というのもあります。買い忘れると困る調味料などの食品、生活雑貨、また特に簡単に買物に出かけられないお年寄りには、毎日の生鮮野菜やチルドの日配食品なども欠かせません。これらについても、販売状況をよく分析し必要最小限の品揃えを配慮しています。

レジカウンターでは「豆いっぱい大福」を“人気の商品”と紹介して販売、「具たっぷりいなり寿司」も好評

売場の管理に独自の工夫をしているそうですね。

中瀬オーナー棚札・値札に特徴があると思います。棚札は本体価格・税込価格を併記したものをパソコンで独自に作っています。また、値札に入荷月を併記しているのが当店ならではの工夫です。たとえば「07¥108」という値札は、7月入荷で108円という意味です。「良味100選」のように賞味期限の長い商品は日付管理が難しい

ですが、こうすると1つずつ商品を裏返して日付を確認することなく、陳列手直しをしながら簡単にチェックでき、鮮度切れを防げます。期限の近い商品は、値引きシールを貼って早めに売り切るようにしています。

今後の抱負をお願いします。

中瀬オーナー開店から7年が経ちますが、若いお客様が増えていることもあって、転入転出も多くなり、常に新規のお客様に来店していただけるような努力が必要だと感じています。運営担当者の力を借りて、より積極的にチラシの店頭配布やポスティングにも挑戦し、お客様を増やしていこうと思います。品揃えについては、レジカウンターで販売する「豆いっぱい大福」や「具たっぷりいなり寿司」が好評をいただいているので、新たなカウンター商品の導入も検討中です。たとえばケーキなどは、近くに購入できる店がないうえ、不二家のブランドも活かせるのではないかと考えています。

POSレジの単品販売データを活用した売上・在庫管理にも、棚札やPOPの作成にもパソコンを積極活用

まずはお気軽にお問い合わせください