地域のお客様の明るい暮らしに役立つ店づくりに、
確かな手ごたえとやりがいを感じています

道の駅外観

地域の方が当店を便利に活用していただいているのを実感しつつ、売上だけではない店の存在意義に、やりがいを感じているところです。
店が地域密着の営業活動で成り立っていることを常に意識して、接客をはじめ、よりお客様が満足のいく品揃えやサービスの提供をめざして頑張っています。

ヤマザキショップ道の駅吉野路黒滝店様
オーナー 株式会社黒滝・森物語村様

所在地 奈良県吉野郡黒滝村長瀬
2016年6月開店 (取材:2017年冬)

ヤマザキショップ道の駅吉野路黒滝店様は、奈良県のほぼ中央、「奈良のへそ」と呼ばれる吉野郡黒滝村の道の駅「吉野路黒滝」内にあります。より魅力的な道の駅をめざして観光客にも地域住民にも喜ばれるコンビニの誘致を計画、どのチェーンも出店が難しい山間部の立地でしたが、ヤマザキの物流の強みを背景にした店づくりに魅力を感じ、2016年6月、道の駅のリニューアルと同時にヤマザキショップをオープンしました。地元客には日常生活を支える品揃えが喜ばれ、観光客にはおにぎり・サンドイッチや菓子・飲料、土産品などが人気のほか、ヤマザキショップならではのオリジナル商品が幅広いお客様に好評を博し、売上も好調です。2016年12月からは戸別訪問販売をスタート、日々の買物に不自由している年配のお客様に大変喜ばれ、地域の暮らしに欠かせない店として存在感を高めています。

店舗入口

開店から1年を経過したお店の現況からお聞かせ下さい。

店長当店は自然豊かな観光地の道の駅にあり、キャンプやレジャー客の多い夏と紅葉シーズンが繁忙期です。1年目は来店客数が読めず品揃えに苦労しましたが、今年はその経験を活かし、土日・祝日と平日の客数動向や天候情報にも十分注意して発注することでチャンスロスを防いでいます。特におにぎり・サンドイッチ・

飲料は発注を増やし、弁当についてはチルド弁当も品揃えしてロスを抑えつつ、売上を伸ばしています。また夏場についても、バーベキュー関連商品やレジャーグッズ、氷など観光客のニーズに応える売場づくりに注力し、売上増を実現しています。

オリジナル商品の販売が好調のようですね。

店長「豆いっぱい大福」は、地域の集まりのお茶菓子としてまとめ買いされるなど、指名買いの多い人気商品です。店頭の看板の効果も大きく、「豆大福はどこ?」と、売場に直行する観光客もおられます。団体観光バスなどのお客様は、1人が買うと連鎖反応で買われますから、声かけにも力が入りますね。
「ふわふわメロンパン」は、ユニークな形状と値頃感が受け、道の駅ならではの行楽・お土産需要もあって、若い方や家族連れの方々に好評です。売上アップのポイントは、陳列と声かけです。透明袋に封をせず入れて中身が見えるように什器に陳列しています。

納品時の2個入をそのまま2袋入れられるかわいいデザインの箱も気に入り、店舗入口の目立つところにセットしていますが、売場が華やかになり、お客様の目を引いて購買意欲を刺激します。3個ご注文の方には「4個購入いただくと箱をお付けします。お土産としても喜ばれますよ」というスタッフの声かけもあって、「おすすめ情報」9月号の販売実績ランキングでは、全国2位を獲得することができました。ランキングに載ることはうれしいですし、他店の実績は、チャレンジの目標になっています。

その他の商品の品揃えの工夫などもお聞かせ下さい。

店長「良味100選」の回転が速いため、在庫には常に気を配っています。価格が手頃なので、地元の方は5つ6つまとめ買いし、家にストックしておくという傾向があり、うっかりするといつの間にか品薄になります。毎回同じものを購入され、それがないと困るという常連のお客様もいらっしゃいますので、絶対に欠品しないよう注意しています。
調味料や生活雑貨などは、急に必要になった時に間に合う品揃えを心がけ、アイテム数は多くありませんが、用途分類ごとに必ず1品は置いてある売場づくりを徹底しています。必要な時に必要な品が必ずある、という安心感をお客様に持っていただける店づくりが重要です。

おにぎり・弁当・サンドイッチは、季節、曜日、天候を十分考慮した発注でチャンスロス防止。チルドコーナーでは地域のお客様の需要が高い惣菜類や、鯖の味噌煮などのレトルトパックの品揃えが必須

予約活動にも意欲的に取り組まれ、2017年の「うな重」では全国6位の成績を収めたそうですね。

店長大型予約商品は、接客時のご案内のほか、当店の運営会社の社員にも協力をしてもらっていますが、今年の「うな重」では特に戸別訪問販売が軌道に乗った成果が上がりました。訪問販売を通じてよりお客様と親しくなり、多くの方に「ほな一つ購入しよか」と気持ちよく予約していただけたのです。この地域の方は普段使いの品は価格に厳しいですが、特別な日の食事にはおいしいもの

にお金を惜しみなく使うと改めて感じ、おすすめにも自信がつきました。クリスマスケーキは前年、予約特典のトートバッグが「こんなええやつ、ついてくるの!」と驚かれ、受注につながりましたが、訪問販売の強みもありますので、再びトートバッグの見本を手に前年を大幅に上回る受注をめざしたいと思います。

訪問販売について、詳しくお聞かせ下さい。

店長以前は2000円以上購入のお客様に無料配達サービスを実施していたのですが、2000円以上という条件もネックになって利用が進まず、訪問販売へと方針転換しました。最初はルートも決めずに車を走らせ、見つけた人に声をかけて販売する移動販売スタイルでしたが、より効果を上げるために、自宅を1軒1軒訪問する形に改めました。今では13エリアに分け、曜日ごとにルートを決めて、平日に毎日実施しています。用意する商品は、パン、牛乳、その他日配の食品類が多いです。車を運転せず買物に不自由されている年配の方から「商品を持って来てくれるからとても助かる」と喜ばれます。地域の方が当店を便利に活用していただいているのを実感しつつ、売上だけではない店の存在意義に、やりがいを感じているところです。

日配品を中心に品揃えし、買物に不自由されている年配者等のご自宅を巡回して好評を博している訪問販売車。店舗とお客様とのコミュニケーションも密になり、予約受注の促進にも効果を発揮

今後の抱負をお願いします。

店長地元の方の来店頻度をもっと高め、客数増を図りたいです。そのためにも、あの商品があるから、あるいはあの店員さんがいるからまた行きたいというような、店の魅力を育てたいと考えています。また最近、予約商品「和梨バウム」のご案内や「ふわふわメロンパン」のリニューアル発売時の試食セールが好評でしたの

で、こうしたイベント的な取り組みも強化したいと思います。店が地域密着の営業活動で成り立っていることを常に意識して、接客をはじめ、よりお客様が満足のいく品揃えやサービスの提供をめざして頑張ります。

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