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ヤマザキ 世界の朝食
一日の元気は、朝食をしっかり食べることから始まります。
世界各地のバラエティ豊かな朝食---
また、幸せの香り漂うパン料理などを紹介していきます。
月刊dancyu[ダンチュウ]1月号
月刊dancyu[ダンチュウ]2009年1月号
編集タイアップ企画より
今月の1皿~「ジンジャーブレッドハウス」 世界地図 USA
アメリカ・シアトルのクリスマス
クリスマスを彩る“お菓子の家”
子供の頃に夢見た人も多い“お菓子の家”こと「ジンジャーブレッドハウス」。個性あふれる幻想的な形に思わずうっとりしてしまう。硬めに焼いたジンジャークッキーで各パーツをつくって組み立てたら、アイシングを施し、好きなお菓子をトッピング! 街では気軽に楽しめる“製作キット”が飛ぶように売れる。
   サンクスギビングデー(感謝祭)が終わり12月に入ると、アメリカはクリスマスムード一色! ラジオから流れるクリスマスソングを合図に、ツリーの点灯式があちこちで行なわれ始めるのだ。きらびやかにライトアップされたシアトルのダウンタウンでは、弾き語りの若者やロックバンドといったパフォーマーらが路上ライブを繰り広げ、賑やかな雰囲気をさらに盛り上げる。家族連れや恋人たちは満面に笑みを浮かべ、軽快に街を行き交う。今年も待ち焦がれた一大イベントがやって来た。
 アメリカ人はプレゼントが大好き。家族や友人、日頃お世話になっている身近な人にも気軽に渡す。貰った人は包装紙を豪快に破き、目の前で感謝の意を伝える。ちなみに値札とレシートは添付するのが普通。これは「気に入らなかったら返品して」という送り主の心遣いだ。
 さらにクリスマスを華やかに迎えるにあたって欠かせないアイテムが、家中や庭を彩る数々の装飾品。もみの木やリース、電飾、オーナメント……各家庭がここぞとばかりに工夫を凝らし、ディスプレイ作業に精を出す。窓辺には特に作品の集大成ともいうべき、個性的なオブジェを並べるという。なかでも、ひときわ存在感を放っているのが「ジンジャーブレッドハウス」である。
 生姜を中心に数種のスパイス、モラセス(糖蜜シロップ)をたっぷり効かせたクッキーを組み立ててつくる。一説によると、グリム兄弟の童話『ヘンゼルとグレーテル』に登場する“お菓子の家”がモデルとか。ドイツでは「ヘクセンハウス(魔女の家)」と呼ばれ、同じく季節の風物詩として親しまれている。甘い香りを漂わせ、その愛らしい装いに誰もが幸せを感じることだろう。皆が競うかのように張り切って作製するのも納得だ。
 クリスマス当日。街にはこれまでの喧騒とは打って変わって、静かな時間が流れる。家族揃ってゆっくりと楽しむ朝食には、いつもよりちょっと手の込んだパン料理を。たとえば、シナモンの香るフレンチトーストに、卵のスフレ風など。美しく彩られたこの日の朝食は、大切な思い出の一つとしていつまでも記憶に残るのである。
朝のテーブルから
アメリカのクリスマスの朝食例。ふわふわの食パンでつくるフレンチトーストに、カレンズ(干しぶどう)を巻いて。スフレ風にアレンジした卵料理にも食パンを入れてボリューム感をプラス。程よい塩味ともっちりした食感がやみつきになる。新鮮な苺、温かい紅茶を添えて。
シナモンフレンチトースト
ソーセージと玉ねぎのスフレ風
ヤマザキ
朝食から始まる幸せ。
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