2019/04/01

平成のヒットシリーズ第2弾に
メガヒット商品「メロンパンの皮焼いちゃいました。」も登場!

平成の締めくくりまで、本当に残すところあと僅か。パンキジでは、平成という時代の食ブームを振り返りつつ、平成を彩ったさまざまなパンを前編後編の2回にわたってご紹介しました。

そんな中、皆さまのご好評の声を受けて、リバイバル第2弾を実施します! 今回はあのメガヒット商品「メロンパンの皮焼いちゃいました。」をはじめとした下記6品のラインアップをリバイバル発売!

  • メロンパンの皮焼いちゃいました。(平成26年発売)
  • メロンケーキデニッシュ(平成5年発売)
  • チーズの香(平成12年発売)
  • 卵のロールケーキ(平成15年発売)
  • チョコの山(平成21年発売)
  • ヴィエノワーズミルク(平成24年発売)

さらに、昭和のヒット商品「ミルクボール」「エイトドーナツ」も登場します。
そこで今回は「メロンパンの皮焼いちゃいました。」にまつわるエピソードをご紹介します。

リバイバル第2弾 6品

メガヒット商品「メロンパンの皮焼いちゃいました。」開発ストーリー

期間限定リバイバル商品の第2弾から、今回詳しくご紹介する商品が「メロンパンの皮焼いちゃいました。」です。近畿エリアにお住まいの方は「あれ?」と思われたかも知れません。実は「メロンパンの皮焼いちゃいました。」は、発売当初のレシピのまま近畿地区の一部の店舗でコアなファンの方々に支えられ販売を続けています。こちらをリバイバル第2弾の発売期間中に、全国販売することになりました。

そんな「メロンパンの皮焼いちゃいました。」の誕生秘話をお届けします。

メロンパンの皮焼いちゃいました。

生まれ故郷は大阪

「メロンパンの皮焼いちゃいました。」は、平成26年10月に大阪第二工場(松原市)で開発されました。大阪第二工場は、近畿2府4県で販売するメロンパンの製造を一手に担っていましたが、当時のメロンパンの販売は苦戦気味。ライン稼働率も落ち込んでいました。そこで、画期的な新製品を開発するべく、プロジェクトが立ち上げられました。
そのプロジェクトとは、総務、人事、経理など、工場内のさまざまな部署からメロンパン好きの女性が集められた「女性社員によるメロンパン開発プロジェクト」。メロンパンの購入者のうち、約6割を女性が占めることが独自調査で判明し、女性を中心とした開発陣としたそうです。

きっかけはメロンパン好きならではの意見

このプロジェクトでさまざまなタイプの新商品を検討する中で、メンバーの女性たちから「メロンパンの皮がおいしい」、「皮の部分だけ剥いて食べている人もいる」といった意見が出ます。すると、「皮だけの製品もあってもいい」、「皮を嫌いな人はいない」、「さくさくがいい」などのたくさんの意見があふれ、止まらなくなりました。そんなメロンパン好きならではの熱意ある意見がきっかけとなり、「メロンパンの皮」だけを商品化する企画が動き始めました。

理想の皮を求めて試作を繰り返す

企画が決まり、すぐに当時の主力商品だったメロンパンの皮だけを焼いた試作品を試食。しかし期待とは裏腹に、どこか味気がなく残念な結果となりました。フレーバーを追加して香りを補うなど改良しましたが、理想には遠いものだったのです。
なんとか理想に近づけるために参考にしたのが、以前関西で爆発的に売れた「ブリオッシュメロンパン」でした。こちらは、卵黄や練乳をふんだんに使用した商品。この「ブリオッシュメロンパン」のレシピを参考に、メロンパンラインを担当する菓子パン課で「メロンパンの皮」の新しい配合が考えられました。また、毎日食べても飽きない食感を目指し、生地の水分量や焼き時間、設備などの調整を繰り返し、何度も試作を重ねました。
そしてようやく、試行錯誤を経て理想的な「メロンパンの皮」が誕生しました!

メロンパンの皮焼いちゃいました。

あわや発売中止?超ヒット商品の意外な過去

やっと完成した新商品ですが発売当初は、大手流通チェーンでの販売機会が少なかったこともあって販売個数が伸び悩み、発売中止も視野に入れるほどの状況でした。
しかし発売から3週間後、“夢のような商品が登場した”とツイッター上で話題に。その評判は瞬く間に広がり、テレビや雑誌などマスメディアに何度も取り上げられました。その反響を受けて、全国の流通チェーンからの注文が相次いだことから、販売エリアを全国に拡大することを即決します。そのために、異例の対応をとりました。
各地の工場での生産体制をわずか1週間足らずで整え、全国展開にこぎつけたのです。その後、1日に1,000個も売れる店が出るなど一大ブームとなり、発売から1年で約3,400万個を出荷するほどのメガヒット商品となりました。

「メロンパンの皮焼いちゃいました。」売り場

3代目まで開発

その後は、「サイズを大きくしてほしい」「もっとメロン風味を感じたい」という声を受けて2代目の「メロンパンの皮焼いちゃいました。2」、発酵バターを加えてさらに風味がよくなった3代目の「メロンパンの皮焼いちゃいました。3」も発売されました。皆さんの声が、パンをどんどんおいしくするための大切なヒントになっています。

いかがでしたか?
ツイッターをきっかけに爆発的に全国に拡大してヒット商品になった「メロンパンの皮焼いちゃいました。 」。ネット社会が進展した平成の象徴とも言えるエピソードでした。

ご紹介した「メロンパンの皮焼いちゃいました。」も対象のリバイバル第2弾は、2019年4月1日から5月31日までの期間限定で発売されます。新しい元号になる前に、平成、昭和と2つの時代を振り返る味を懐かしんで食べてみてはいかがでしょうか。

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