海外事業
世界の食文化に貢献するために、東南アジア、アメリカを中心に事業展開しています。
アジアでの展開
ヤマザキの海外進出は、1981年に「香港ヤマザキ」を設立し、フレッシュベーカリー第一号店を開店したことから始まりました。その後、1984年には「タイヤマザキ」、1987年には「台湾ヤマザキ」をそれぞれ設立しました。これらの国や地域では当社の技術による日本スタイルのパンが食文化の壁を越えて受け入れられています。現在では香港、タイ、台湾、シンガポール各地にあるセントラル工場で最新技術を使った冷凍生地を生産、これを活用して店舗を展開しています。1998年にはマレーシアに「サンムーランヤマザキ」を設立し、フレッシュベーカリーを開店しました。さらに2004年には中国本土への第一歩として「上海ヤマザキ」を設立し、上海の久光百貨店にベーカリーカフェを開店しました。中国でもヤマザキの知名度は高く、待望のヤマザキの出店として開店当初から話題となり、その後も順調に売上を伸ばし、「上海山崎食品」が上海ヤマザキのセントラル工場として稼働しています。2006年にはシンガポールの「フォーリーブズ社」の運営に参画し、2014年からは「ヤマザキインドネシア」がジャカルタを中心にホールセールベーカリー事業を開始しました。2016年には「ベトナムヤマザキ」を設立し、ホーチミンの百貨店内にベーカリー店を開店しました。
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サンムーランヤマザキ
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タイヤマザキ
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香港ヤマザキ
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香港ヤマザキ大埔工場
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台湾ヤマザキ
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フォーリーブズ
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上海ヤマザキ
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上海山崎食品工場
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ヤマザキインドネシア第二工場
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ベトナムヤマザキ
米国での展開
米国市場においては1990年に「ヤマザキカリフォルニア」を設立し、フレッシュベーカリーショップを開店しました。1991年に、米国においてヴィ・ド・フランスの事業を展開していた米国法人ヴィ・ド・フランス・コーポレーションからベーカリー部門の譲渡を受け「ヴィ・ド・フランス・ベーカリーヤマザキ」を設立、冷凍生地や冷凍ケーキ等の製造と卸販売事業を全米規模で展開することになりました。1994年にはレストラン部門も譲り受けて社名を「ヴィ・ド・フランス・ヤマザキ」に変更、ベーカリーカフェ事業を開始しました。これにより製品を直接お客様に販売する機能が強化されるとともに、米国市場における消費者ニーズの把握や新製品のテスト販売が可能となり、米国事業の基盤を固めました。2016年には「ベイクワイズ社」の株式を取得して、ベーグルの製造販売事業とともに、子会社である「トム・キャット社」が展開する高級アルチザン・ブレッド事業に参画しました。
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ヤマザキカリフォルニア
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ヴィ・ド・フランス・ヤマザキ
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ヴィ・ド・フランス・ヤマザキ
アレキサンドリア工場 -
ベイクワイズ
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トム・キャット
ヨーロッパでの展開
ヨーロッパ市場においては、1988年に「ヤマザキフランス」を設立し、ケーキの本場パリの高級ブティック通りにカフェ機能を持つ洋菓子店「パティスリー・ヤマザキ」を出店しました。
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ヤマザキフランス
またロサンゼルス、パリ、台北、上海、ジャカルタ、ホーチミンの各都市に駐在員事務所を設置しており、海外の食品市場の調査や各種情報の収集、日本への原材料輸出の窓口として活躍しています。