お客様の関心が高いトランス脂肪酸に関しましては、消費者庁において、2011年2月に食品事業者が自主的にトランス脂肪酸を含む脂質に関する情報を開示する取組みを進めるためのガイドラインとして「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」を公表しております。
また、2012年3月には内閣府の食品安全委員会が「食品に含まれるトランス脂肪酸に関する食品健康影響評価」を取りまとめ、2015年5月には消費者委員会が「トランス脂肪酸に関する取りまとめ」を公表しております。これらによると、「日本の標準的な食生活では諸外国と比較してトランス脂肪酸の摂取量が少ない傾向にあり、日本においては、トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さいと考えられます。しかしながら、脂肪の多い食品の食べ過ぎなど偏った食事をしている場合には、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸及びコレステロールの摂取量が多くなる可能性がありますので、脂肪の摂り過ぎに留意し、バランスのよい食事を摂ることが大切です。」等とされております。
当社では、トランス脂肪酸について、2005年から低減化に向け検討を行っており、現在ではパン類の原材料油脂中のトランス脂肪酸は1/5から1/20まで低減化が図られております。また、2011年からトランス脂肪酸、飽和脂肪酸及びコレステロールに関して入手できる情報をホームページで継続的にお伝えしております。
今後もおいしさを維持しながらトランス脂肪酸の低減化を進めるとともに、安全・安心な製品をお届けするため、科学的根拠に基づいた適切な情報を提供してまいります。
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Ⅰ トランス脂肪酸をめぐる動き
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Ⅱ トランス脂肪酸とパン類
主要製品のトランス脂肪酸、飽和脂肪酸、コレステロール及び一般栄養成分の情報はこちらをご覧ください。