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2017/07/01

しっとり生地と甘〜いチョコレート。
その絶妙なバランスを保つ製法の秘密って?

ルーツはデンマークで、色違いの親戚がいた!?

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ソフトなデニッシュ生地とチョコレートのハーモニーがたまらない「ホワイトデニッシュショコラ」。そのクセになるおいしさに、リピートするファンもたくさんいる商品です。ヤマザキの菓子パンでは唯一(2017年7月現在)、白いデニッシュ生地を使っている菓子パンで、この"デニッシュ"というのは、Danish(デンマークの)の文字通りデンマークで生まれたパンの焼き方です。こんな風に普段食べているパンのルーツをたどってみるのも、たまには面白いのではないでしょうか?

そんなホワイトデニッシュショコラ、実は過去に親戚の商品がいたのを知っていましたか?「ブラックデニッシュショコラ」という、ココア風味の黒いデニッシュ生地にホワイトチョコをサンドした、ホワイトデニッシュショコラのデニッシュとチョコの色を入れ替えた商品です。今では豊富なバリエーションがあり、たくさんの親戚や兄弟がいるランチパックのように、ホワイトデニッシュショコラにも色違いの親戚がいました。

デニッシュ生地が“白く”焼き上がる不思議に
せまってみた!

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ホワイトデニッシュショコラの中でも、存在感のある板チョコレート。しっとりとしたデニッシュ生地に包まれたその板チョコは、オーブンで焼いた際に一度溶けますが、冷やすことで固まり、再び板状になります! 板チョコの厚みが薄いと固まりません。それだけ、ホワイトデニッシュショコラの板チョコはボリュームたっぷりということが分かります。

おいしさのもう一つの秘訣である白いデニッシュ生地は、薄く伸ばしたパン生地にシート状のマーガリンを何度も折り込み、焼き上げることでデニッシュ特有の層を作ります。その数36層です。

36層と聞くと、多いと思われるかもしれませんが、ヤマザキのアップルパイは144層もあります。パイとデニッシュで、なんでこんなに違いがあるのでしょうか?
アップルパイもホワイトデニッシュも、製造の過程で生地の層をつくることは同じですが、アップルパイはサクサクとした歯切れの良い食感が生地の特徴であるのに対し、ホワイトデニッシュショコラはしっとりとした生地がおいしさのポイントです。ホワイトデニッシュショコラのふっくら仕上がる層の数を探る中で、一番おいしい食感になるのが36層だったのです。

また、通常パンは、オーブンに入れてじっくりと焼き上げると、茶色く焼き色がつきます。しかし、ホワイトデニッシュショコラの場合は、砂糖の量を工夫し、通常のデニッシュよりも低温で焼くことで、あの白くてしっとりとした生地を焼き上げることができるのです。

ミルクチョコレートのやさしい甘さを存分に味わえるホワイトデニッシュショコラ。しっとりとした生地とチョコレートの絶妙なバランスはこのようなこだわりの製法が関係していました。長い間、多くの人に愛されている商品ですが、そのような秘密を知りながら食べると、また普段とは違った楽しみ方ができるのではないでしょうか?

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