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2021/10/01

10月1日は“コーヒーの日”。
菓子パンと巡る、世界のコーヒーカルチャー。

10月1日は“コーヒーの日”。
日本では、秋から冬にかけてコーヒーの需要が高くなることから、1983年、全日本コーヒー協会が10月1日を「コーヒーの日」と定めたそうです。
コーヒーは世界中で飲まれている嗜好品であるとともに、各地で独特の文化を形成してきました。この秋、パンキジ編集部では、世界の珍しいコーヒーカルチャーを簡単レシピとともにご紹介するとともに、そのローカルコーヒーと相性ぴったりの菓子パンもご提案。思わず挑戦してみたくなるこだわりの“コーヒーとパン”で、いつもと違うコーヒータイムを過ごしてみてください。

フランス
カフェ・オ・レ × チョコチップスナック
きめの細かいスチームミルクに、ディップ!

カフェ・オ・レ × チョコチップスナック

まずはフランス発祥の「カフェ・オ・レ」からご紹介。
フランスでは昔から、朝食のパンとともに、専用のボウルにたっぷり注がれた「カフェ・オ・レ」を飲むのが定番です。
そこでよく話題に挙がるのが、「カフェラテ」との違いではないでしょうか。どちらも直訳すると「ミルク入りコーヒー」の意味をもちますが、「カフェ・オ・レ」の語源はフランス語の「café au lait(カフェ・オ・レ)」でドリップコーヒーにスチームミルク(蒸気で温められたミルク)を加えたもの。
「カフェラテ」の語源はイタリア語をもとにする造語「Caffè Latte(カフェ・ラッテ)」から来ていて、エスプレッソにフォームミルク(空気を含んだふわふわの泡のようなミルク)を加えたものを指します。

フランスのカフェで提供される「カフェ・オ・レ」は、ドリップコーヒーに普通の冷たい牛乳を入れる(コーヒー牛乳!?)店も多いそうです!また、エスプレッソマシンがご家庭にある方にぜひ試して欲しいのは、スチームミルクでつくる本格的な「カフェ・オ・レ」。ドリップコーヒー:スチームミルク=1:1の割合で混ざりすぎないようにゆっくりスチームミルクを注ぐのがポイントです。

今回は、この「カフェ・オ・レ」に、「チョコチップスナック」をひたひたにディップ。フォームミルクに比べ、スチームミルクはキメが細かいので、「チョコチップスナック」にたっぷり染み渡ります。まろやかな味わいの「カフェ・オ・レ」に、チョコチップのマイルドな味わいが際立ち、ちょっと贅沢なカフェタイムが過ごせそうです。

チョコチップスナック

ちなみに、「チョコチップスナック」6本入のパッケージは、うさぎやフクロウ、モグラなど、森のどうぶつたちが「おいしい」を分かち合う楽しいデザイン。いろいろなキャラが登場するので、ぜひ探してみてくださいね!

ポルトガル
マザグラン × ホワイトデニッシュショコラ
リフレッシュタイムに、アイスコーヒーレモネード!?

マザグラン ×  ホワイトデニッシュショコラ

コーヒーにレモン!? と一見、目を疑うような組み合わせですが、ポルトガルでは「マザグラン」という、アイスコーヒーレモネードが親しまれています。もともとポルトガルは、ブラジルにコーヒーを伝えた国として歴史的にも深い繋がりがあり、ヨーロッパの中でもコーヒー消費の多い国として有名です。

「マザグラン」とは、北アフリカに位置するアルジェリアの街の名前で、この地で負傷した兵士が冷やしたコーヒーを飲んで傷を癒したことから、「冷やしコーヒー=マザグラン」と名付けられたのだそう。

作り方は、アイスコーヒーに搾りたてのレモン果汁を適量足すだけと簡単。
口にするまでは想像がつきませんでしたが、さっぱりとした味わいで、レモンとアイスコーヒーの相性の良さにびっくり! いい意味で裏切られました。アイスレモンティーのようにゴクゴク飲めてしまいます。
ガムシロップを入れたり、(ハチミツレモンの要領で)ハチミツを入れるのもオススメですよ。

レモンが香り、リフレッシュにぴったりの一杯に合わせるのは、白いソフトなデニッシュ生地に端から端まで板チョコをサンドした「ホワイトデニッシュショコラ」。たっぷり入った板チョコの甘みを、アイスコーヒーのほろ苦さと爽やかなレモンがすっきりと流してくれます。

ベトナム
エッグコーヒー × 北海道チーズ蒸しケーキ
卵とコンデンスミルクの泡がクセになる!

エッグコーヒー × 北海道チーズ蒸しケーキ

ブラジルに次いで世界2位のコーヒー生産量を誇るベトナムからは、70年以上の歴史を持つと言われる定番カフェメニュー「エッグコーヒー」をご紹介します。コーヒーの上に、たまごの黄身とコンデンスミルクを一緒に泡立てたクリームを乗せるドリンク。良く混ぜて飲むとしっかり甘く、卵のクリーミーさも相まって、“飲むティラミス”のような味わいです。

作り方は、卵の黄身にコンデンスミルク(練乳)をティースプーン2杯分合わせて、軽くてクリーミーな泡が立つまで10分間攪拌。しっかり抽出したコーヒーに乗せて飲みます。卵やコンデンスミルクに負けないよう、コーヒーを濃いめに入れるのがポイント。本場では、トッピングにチーズを加えることもあるのだそう。

卵のまろやかさが魅力の「エッグコーヒー」に合わせるのは、チェダーチーズ入りのチーズクリームを贅沢に使った「北海道チーズ蒸しケーキ」。芳醇なチーズと卵の豊かな風味が相性抜群で、柔らかな蒸しケーキの生地にふわふわの泡が寄り添う組み合わせです。

ーcolumnー
ベーカリーカフェ「ヴィ・ド・フランス」で
人気の「エンゼルソフト」×本格的なサイフォンコーヒーを愉しもう!

コーヒーへのこだわりが深い日本で、ドリップと並んで人気なのが「サイフォンコーヒー」。
もともとは大正時代に日本に持ち込まれた抽出方法ですが、器具の扱いや抽出に手間がかかるため、なかなか自宅で味わうことができず、喫茶店などでオーダーすると、1杯1,000円前後のお値段が一般的です。
そんな「サイフォンコーヒー」が、駅近くや駅ナカで焼きたてパンを提供するベーカリーカフェ「ヴィ・ド・フランス」で、気軽に飲むことができるのをご存知でしたか?(※一部取扱いのない店舗がございます)

ヴィ・ド・フランス

全国に230ある店舗のうち、「ヴィ・ド・フランス」中野坂上店では、数年前から「サイフォンコーヒー」を採用して以降、コーヒーを注文されるお客様が増えているとのこと。
今回は、オーダーを受けてから抽出することで淹れたてを味わえる「サイフォンコーヒー」(税込306円)とともに、多くのファンを持つ売れ筋パン「エンゼルソフト」(税込265円)をお店でいただきました。(※価格はいずれもイートイン価格)

サイフォンコーヒー エンゼルソフト

1つのサイフォンで最大2杯抽出することができるため、注文から運ばれてくるまでとってもスピーディー。外気と触れずにコーヒーを淹れることができるため、香りがふわっと上がってくるのが印象的です。
りんごとフランス産ナチュラルチーズ入りのホイップクリームチーズを包みこんだ「エンゼルソフト」は、りんごの程よい甘みとクリームチーズの酸味がクセになる味わい。1杯1杯丁寧に旨みを引き出したサイフォンコーヒーが、コクのあるクリームチーズと一体感を奏でます。

「コーヒーの日」にちなんでご紹介した3つの国のコーヒーは、異色のレシピもありながら、伝統的であったり、それぞれの国の特色が出るようなものばかり。毎日のコーヒータイムをちょっぴり格上げしてくれる一杯をぜひ体験してみてください!

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