「ローズネットクッキー」
人気のサクサク食感の秘密を調査!
5月はバラの最盛期。そんなバラの形をモチーフにした、ヤマザキの商品を知っていますか。今回は、1997年に発売開始したロングセラー人気商品「ローズネットクッキー」の秘密を調査します!
「ローズネットクッキー」誕生秘話
「ローズネットクッキー」は、2023年4月現在で関東~九州を中心に販売されています。数多くのファンに愛されるロングセラー商品ですが、その製造は全国の3工場でまかなわれています。
「ローズネットクッキー」の名前の由来は、開発当初に上がった「ローズ」という名前。その後、ヤマザキが商標として持っていた「ローズネット」という言葉が採用されました。また、「ローズネットクッキー」がクッキーのような食感ということから、現在の商品名になったそうです。
ローズネットクッキーの製造工場に潜入!
ではここで、「ローズネットクッキー」の製造現場に潜入してみましょう!「ローズネットクッキー」の象徴でもあるバラの形の生地は一体どのようにして作られているか、みなさんご存じですか?
「ローズネットクッキー」の成形方法はヤマザキ社内ではローズ成形と呼ばれており、担当スタッフの手でひとつひとつ丁寧に作られているんです。
<ローズ成形の職人技>
まずは、「ローズネットクッキー」の元となる生地を混ぜ合わせて機械で棒状に絞り出した後、規定の長さにカットします。
カットできたらあとは生地を巻き付けてローズの形に成形!くるっとねじり、あっという間に完成です。
「ローズネットクッキー」の成形は、なんと3人で1時間に約4,300個作られるスピードなんだとか。約3秒で1つのローズ成形をする職人技ですね。
成形した「ローズネットクッキー」は揚げたあとに包装され、皆さんの手に届けられています。
人気の「食感」を生み出す3つの秘密
「ローズネットクッキー」を食べると、まずサクサクとした歯応えのある食感に驚きます。この特徴的な食感こそ、「ローズネットクッキー」が長年愛されている特徴です。この食感を再現するには、3つのポイントがあります。
その1_生地の形
最初のポイントは、先ほどご紹介した成形作業です。「ローズネットクッキー」の生地を機械で細く絞り出す時、星形のようなくぼみがついており、表面にヒダができるようになっています。これによって生地の表面積が増えて火通りが良くなり、独自の食感が生まれます。
「ローズ成形」でバラの形に成形することで、口に入れた時によりサクサクとした部分を一度に楽しめるように工夫しています。
その2_生地の配合
次のポイントは、「ローズネットクッキー」専用に配合されたミックス粉。原材料名を見てみると、その中にはクラッカー粉が使用されているのがわかります。このクラッカー粉こそがサクサク食感の秘密のひとつ。生地に混ぜることで、歯切れのよい生地になります。
「ローズネットクッキー」は今年で発売から26年を迎えるロングセラー商品ですが、これまでに何度も生地の配合や焼き加減などを改良しています。よりおいしい商品をお届けできるよう、日々食感や風味への研究を重ねています。
その3_最後のひと手間
「ローズネットクッキー」は生地をフライヤーで揚げた後、最後のひと工夫があります。それが、表面のコーティング。生地にアイシングを薄くまぶすことで、砂糖のシャリシャリとした食感が加わり、よりおいしく仕上がります。このようにして、人気の食感が誕生しました。
ーcolumnー
親子で一緒に、ローズネットクッキーサンドを作ってみよう!
「ローズネットクッキー」にお好みのクリーム、冷凍フルーツ、ミックスナッツなどをトッピングし、もうひとつの「ローズネットクッキー」を上にのせれば完成!
今回はさっぱり爽やかなヨーグルトクリームを使ったアレンジレシピをご紹介します。
■材料(2人分)
- ローズネットクッキー 2袋
【ヨーグルトホイップ】
- 生クリーム 100g
- 砂糖 大さじ1
- 水切りヨーグルト 100g
- お好みの冷凍フルーツ(ブルーベリー、クランベリー)
■作り方
- ①ボウルに生クリーム、砂糖を入れて泡立て器で8分立てまで泡立てます。水切りヨーグルトを入れ、なめらかになるまで混ぜます。
- ②「ローズネットクッキー」に①をのせ、お好みの冷凍フルーツをトッピングします。
-
③もう一つの「ローズネットクッキー」をのせて完成です。
お好みで切り分けてお召し上がりください。
イベントや休日に、ぜひ家族で挑戦してみてくださいね。
サクサク食感が思わずクセになる、「ローズネットクッキー」についてご紹介しました。売り場で見かけた際には、ぜひそのこだわりの食感を試してみてくださいね。