ランチパック
はじめて物語

おかげさまで、今年で40周年を迎えたランチパック。これまでに発売したランチパックは、記録に残っているだけでもなんと2,500種類以上!! ご当地グルメやスポーツ、キャラクターなどとのコラボレーションもたくさんさせていただきました。その中から今回は、「はじめて」に注目し、過去発売したランチパックを振り返ります。
はじめて物語 その1
「ご当地キャラクター」のはじめて
「くまモン」や「チーバくん」といった、ご当地キャラクター。ランチパックでもいろいろなキャラクターとコラボしており、地域との取り組みの代表例のひとつです。
そんな「ご当地キャラクター」のはじめては、奈良県のご当地キャラクター「せんとくん」とコラボした2010年1月発売の「いちごジャム&ホイップ(奈良県産あすかルビーの苺ジャム使用)」。奈良県生まれの苺で県外に出回ることの少ない幻の苺と言われる「あすかルビー」のジャムを使用したランチパックでした。

続いて、2010年2月発売の「群馬県産桑茶のクリーム&つぶあん」は群馬県のご当地キャラクター「ぐんまちゃん」と。養蚕業が盛んだった群馬県の特産品桑の葉のお茶入りのクリームを使用しています。

2010年3月には、滋賀県の近江地方で栽培される大粒の黒豆入りのクリームを使用した「近江黒豆入りクリーム&ホイップ」を発売。滋賀県のご当地キャラクター「キャッフィー」とコラボしました。

そのほかにも、たくさんのご当地キャラクターが登場してくれています!
もっとも多く登場してくれたのは、、、、群馬県の「ぐんまちゃん」でした!
☆登場回数ランキング☆
1位:ぐんまちゃん 17品
2位:チーバくん(千葉県)12品
※チーバくんの初登場は2010年9月発売の「ピーナッツカレー」

3位:くまモン(熊本県)10品
※くまモンの初登場は2012年2月発売の「晩白柚ジャム&ホイップ」

はじめて物語 その2
「ご当地グルメ」のはじめて
ランチパックとご当地グルメの最初のコラボは、2009年9月。B1グランプリが2006年に初めて開催されるなど、ご当地グルメブームが巻き起こるなか、B1グランプリ第1回ゴールドグランプリを受賞した「富士宮やきそば」とのコラボが実現しました。

続いては、2010年9月発売の「横手やきそば風(横手やきそば暖簾会推奨)」。半熟目玉焼きがのった横手やきそばをイメージし、たまごフィリングをサンドしたのが特徴でした。

さらに、2011年6月発売の「黒焼そば&マヨネーズ風味(東村山黒焼そばソース)」が続き、2012年にはついに「B級グルメシリーズ」として、「B-1 グランプリ」とコラボ。

現在でもB級グルメをはじめとして「ご当地グルメ」はランチパックの人気の素材です。
また、ご当地グルメだけでなく、全国各地の特産品などを使ったランチパックもあります。
地域の特産品などを使用したランチパックの中では、「味や品質には問題がないのに、傷がついていたり不揃いだったりする」等の理由で販売できない規格外の農産物を商品開発に取り組んだ商品もあります。2009年2月発売の「三ケ日みかんクリーム」では、静岡県浜松市三ヶ日町を中心に栽培されているみかんで、規格外の「三ケ日みかん」を加工したクリームを使用しました。

2011年6月には、梨の一大生産地である千葉県の「市川の梨」を使用した「梨ジャム&ホイップ」を発売。これも規格外の農産物を使用したジャムをサンドした商品で、2011年から2022年まで定期的に市川の梨を使ったランチパックを発売しています。

はじめて物語 その3
「学生コラボ」のはじめて
学生のアイデアをもとに、名物グルメやスクールカラーなど、それぞれの学校にちなんだ味を開発した「学生コラボ」ランチパックも!
商品開発を学ぶ場としてゼミや授業の一環として行われることも多く、大学とのコラボを皮切りに現在では高校生と開発に取り組んだ商品もあります。
ここでは、「学生コラボ」のはじめの4つの取り組みをご紹介!
初めてのコラボは、大阪芸術大学とコラボした2011年10月発売の「オムライス風」。

2011年11月には関西の4つの大学とのコラボ商品を発売。


続いて、2012年11月にも関西の大学4校とのコラボを発売しました。


2013年1月には「キャンパスランチパック」として関東の4つの大学とのコラボも実現しました。


はじめて物語 その4
「スポーツコラボ」のはじめて
スポーツとのコラボ商品は、2008年5月発売のプロ野球・広島東洋カープとのコラボ、「イカフライ&焼そば」がはじまりでした。2022年には、プロ野球全12球団とのコラボ企画が実現!

2023年には、Jリーグ30周年を記念したコラボ商品も発売。当時のJ1全18クラブの選手がパッケージになり、注目を集めました。ちなみに、Jリーグとのはじまりは、2009年4月のサンフレッチェ広島とコラボした「ブルーベリー&ホイップ」でした。

その他にも、日本相撲協会や、注目されているダンススポーツ「ブレイキン」(公益社団法人日本ダンススポーツ連盟ブレイクダンス本部)とのコラボなど、たくさんのスポーツコラボが実現しています。


はじめて物語 その5
「不二家コラボ」のはじめて
2009年には、不二家とのコラボも開始! 第1弾の2009年10月の「ミルキークリーム」にはじまり、これまでに18品のコラボが実現しています。

また、過去に反響の大きかったコラボのひとつが、2022年の「ペコポコチョコレート入れちゃいました」。
バレンタイン向けの商品を企画する中で、不二家のチョコレートに着目。板チョコを使用したランチパックがこれまでも好評だったことから、ランチパックのサイズにもぴったりな不二家「ペコポコチョコレート」をそのままサンドすることに! チョコの食感をそのままに、ランチパックで楽しめる商品でした。

ーcolumnー
小芝風花さんプロデュースの新作ランチパックが登場!
「バスクチーズケーキ風味」と「あんバター」

ランチパック発売40周年を記念して、今年はイメージキャラクターを務める小芝風花さんがプロデュースした商品を発売! 2022年にはじめてプロデュースしていただいた「粒ピーナッツとナッティチョコ」と「ポークたまご」が好評でしたが、今年はまた新たなテイストにチャレンジ。

「バスクチーズケーキ風味」
とろりとしたチーズ風味のクリームチーズ入りチーズクリームと、オーブンで焼いた香ばしさを感じるカラメルソースが印象的な、新しい味。バスクチーズケーキは、スペインのバスク地方発祥のチーズケーキで、表面を真っ黒に焼くのが特徴。二層になったクリームとソースが、表面の香ばしさと中のしっとりしたクリーミーな味を再現しています。

「あんバター」
なめらかでしっとりとした濃厚なこしあんに、発酵バター入りマーガリンを合わせた鉄板の組み合わせ。バターの塩気とあんこの甘みのバランスがよく、お茶にもコーヒーにも合う一品です。あんバターの発祥は名古屋の喫茶店だといわれており、なんと大正時代に遡るのだとか。100年もの歴史がある大人気の組み合わせを、ランチパックでぜひお試しください。
40年もの間、ランチパックをご愛顧いただき、本当にありがとうございます。
これまで商品化した2,500種類以上の商品すべてを紐解くのは難しいのですが、ぜひ過去の商品も検索してみてください。「こんなのあったんだ!」というランチパックが見つかるかもしれません。
全国各地のヤマザキパンの工場には、商品を製造するだけでなく、開発する体制も整っています。その土地独自のアイデアが生まれやすい環境が、地域に根差した商品開発に繋がっています。
さまざまなコラボを含め、これからも新しい挑戦をしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!