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2025/06/01

6月4日は蒸しパンの日!
定番から意外なロングセラー、密かな人気商品まで、蒸しパンランキング発表!!

ムシムシした暑い日が続くとともに、アジサイが色づく6月。そんな6月の初旬、6月4日は「ム(6)シ(4)」と読む語呂合わせで「蒸しパンの日」なのはご存じでしたか?

そもそも、「蒸しパン」には、菓子パンなどのいわゆる「パン」とは、大きな違いがあるんです。
「パン」は、パン酵母の発酵作用で生じる炭酸ガスで膨らませた後オーブンで焼き上げます。一方「蒸しパン」は、文字どおり原材料を混ぜ合わせた後、蒸し上げることで出来上がります。「蒸しパン」は、原材料にパン酵母を使用しないためベーキングパウダーなどの膨張作用で膨らむんです。

ちなみに、ヤマザキでは「蒸しパン」は「和菓子」として販売しています。
まんじゅうなど“蒸す”工程があるものをヤマザキでは「和菓子」としており、「蒸しパン」も「和菓子」に含まれているんです。

そんな蒸しパン、ヤマザキではたくさんの種類を販売している人気カテゴリーです。
今回はそんな「蒸しパン」をテーマにお届けします!

一番食べられている蒸しパンは?
ランキングを大発表!

たくさんの蒸しパン商品のなかで、どんな蒸しパンが人気なのか気になりますよね。早速ですが、昨年1年間で販売した蒸しパンの売り上げランキングをご紹介します。

1位…北海道チーズ蒸しケーキ
2位…ベルギーチョコ蒸しケーキ
3位…三角黒蒸しぱん
4位…熟成マーラーカオ(2個入)
5位…熟成マーラーカオ
6位…北海道チーズ蒸しケーキmini(4個入)
7位…黒糖フークレエ(沖縄産黒糖入り)
8位…三角白蒸しぱん
9位…熟成マーラーカオ(4個入)
10位…むしもっち(よもぎ)
※2024年1月~12月出荷数量に基づく。

堂々の1位は「北海道チーズ蒸しケーキ」でした!

北海道チーズ蒸しケーキ

「北海道チーズ蒸しケーキ」と言えば、真ん中の北海道モチーフのマークが印象的ですよね。このマークは、蒸しあがった後に北海道の形がくり抜かれた銅板を表面に当てて、焼き目をつけています。

発売開始は1999年で、発売当初はプレート状の型を手作業で乗せ、焼き上がり後に外す方法でした。銅板式が導入されたのは2001年からで、ただ模様をつけるだけでなく、焼き目をつけてチーズの香ばしさを加えることで、よりおいしく食べられるよう工夫しています。

ちなみに6位には、「北海道チーズ蒸しケーキmini(4個入)」もランクインしています。
小さなサイズの蒸しケーキは焼き目をつけるのが難しいため、パッケージに北海道モチーフのマークが印刷されています。

2位は「ベルギーチョコ蒸しケーキ」でした!

ベルギーチョコ蒸しケーキ

豊かなカカオの香りが特徴的なベルギーチョコの風味をしっかりと効かせた蒸しケーキで、濃厚な味わいを保ちながらしっとりとした口どけの良さも大切に仕上げています。

3位の「三角黒蒸しぱん」は、黒糖風味の生地にレーズンをトッピングした、昔懐かしいふんわり蒸しパン。8位には「三角白蒸しぱん」もランクインしています。

三角黒蒸しぱん 三角白蒸しぱん

実はこの三角蒸しぱん、地域によって食べられている色の好みがあるんです。
「黒」が好きなのは関東地方。「蒸しパン」の売上を関東だけで見てみると「三角黒蒸しぱん」は2位でした。一方、「白」が好きなのは関西地方で、関西での売上は「三角白蒸しぱん」が2位になっています。関東では黒糖のコクのある甘みが、関西では比較的あっさりとした甘みが好まれるのかもしれませんね。

4位の「熟成マーラーカオ(2個入)」は中国の茶楼(レストラン)でデザート菓子として食べられている蒸しカステラです。サイズや個数違いで5位「熟成マーラーカオ」、9位「熟成マーラーカオ(4個入)」とランクインしている、密かな人気商品です。ちなみに、「マーラーカオ」の生地は通常も長時間熟成させていますが、「熟成マーラーカオ」は通常より長い約12時間熟成させることで、よりコクのある味わいになっています。

熟成マ-ラ-カオ

「マーラーカオ」は漢字では「馬拉糕」と書き、その漢字から昔は馬が引く屋台で販売されていたという説や、「馬拉」はマレーシア、「糕」はケーキを意味するため、マレーシアから中国に伝わったという説などがあるそうです。

7位の「黒糖フークレエ(沖縄産黒糖入り)」も、耳なじみのない名前かも知れません。

黒糖フークレエ(沖縄産黒糖入り)

こちらは沖縄産の黒糖をふんだんに使った、昔ながらのもっちり食感が特徴的な大型蒸しパン。どこかの国の伝統料理のような名前ですが、実は「フークレエ」はヤマザキがつくった造語で、和菓子の「ふかし」や「ふくれる」という言葉からイメージして「フークレエ」という名前で1987年から発売しています。実は隠れたロングセラー商品です。

10位の「むしもっち(よもぎ)」は、よもぎの爽やかな香りも美味しいもちもちの蒸しパンです。

むしもっち(よもぎ)

もともとは中四国を中心としたエリアで十数年ロングセラー販売していた商品で、2023年8月から期間限定で全国発売もしていました。そのため中四国地方で根強い人気で、中四国の「蒸しパン」の売上は3位となっています。

このほか地域性の高い商品では、新潟県を中心とした地域でよく食べられている「ポッポ焼き風蒸しパン」にも注目です。

ポッポ焼き風蒸しパン

こちらは東北の「蒸しパン」売上で6位になっています。新潟のお祭りの屋台などではおなじみの「ポッポ焼き」をイメージした蒸しパンで、蒸す時の蒸気のようすが機関車のようだから「ポッポ焼き」という名前と言われています。ご当地のソウルフードを手軽に食べられるのはうれしいですよね!

今回は、ヤマザキの人気の蒸しパンをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ちなみに、「北海道チーズ蒸しケーキ」など、一部の蒸しパンはつめたく冷やしてもおいしくいただくことができ、対象のパンには「冷やしてもおいしいラベル」がついています。

冷やしてもおいしいラベル

ぜひ店頭でチェックして、蒸し暑くなってくる季節をひんやり蒸しパンでクールダウンして乗り切ってくださいね。

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