2021/04/01

4月4日は「あんぱんの日」!
知れば知るほど美味しくなる! あんぱんの小“豆”知識。

4月4日は「あんぱんの日」。1875年(明治8年)4月4日、東京向島の水戸藩下屋敷でお花見をされる明治天皇・皇后両陛下に初めて「あんぱん」が献上されたのだそう。
今回は、身近なゆえに深掘りされることのなかったあんぱんを、関東と関西のあんぱんの違いから、あんぱんの断面、地域限定の焼印入りあんぱんまで、さまざまな角度でフォーカスします!

君は“あん”の違いを知ってるか!? あんぱん断面コレクション。

ヤマザキのあんぱんオールスターズを断面でご紹介! ①あんぱん ②うぐいすぱん ③白あんぱん ④高級つぶあん ⑤小倉ぱん ⑥薄皮つぶあんぱん ⑦特撰あんを味わうつぶあんぱん ⑧特撰あんバターフランスパン ⑨コッペパン(つぶあん&マーガリン)

各種あんぱんの断面を見てわかる通り、あんの違いは素材から作り方までさまざま。通常のあんは小豆、うぐいすあんは青エンドウ、白あんは白いんげん豆というように豆の種類は違いますが、基本的には「原料となる豆」と「砂糖」というとてもシンプルな材料で作られています。

ヤマザキではそれぞれの豆の特性を活かすため、品種ごとに最適な豆煮にこだわり小豆つぶあん、小豆こしあん、白あん、うぐいすあんなどを、さらに「和菓子用」「パン用」と用途に応じて生産しています。

また、創業当初より自家製あんにこだわってきたヤマザキでは、製品ごとに“生地と合わせた最終的なトータルバランス”を考え、小豆の旨みを追求。煮豆から砂糖を加えて練り上げるまでの各工程を常に見直し、改良を重ねています。

最近では、風味を高めたつぶあんを使用した「高級つぶあん」が、2020年1月に使用開始以降、売上を伸ばしています。

関東はこしあん。関西はつぶあん!?

あんぱん 小倉ぱん

さて、誰しもが一度は、「こしあん派?つぶあん派?」というテーマを論じたことがあるのではないでしょうか?
どうやら、その“あんこ派閥”には、育った場所も大きく影響しているようです。

たとえば、関東では「コンビニのあんまんはこしあん」というイメージをもっていたけれど、関西に引っ越したら「あんまんがつぶあんだった!」というエピソードも聞いたことがあります。

現在、関東は伊勢崎工場の製餡ライン、関西は香川製餡事業所と、主に2つの拠点を構えてあん製造を行なっているヤマザキでも、これを裏付けるようなデータがありました!

●「あんぱん」と「小倉ぱん」の売上構成比

どうやら中京エリアを境に、東日本は滑らかな食感で上品な味わいの「こしあん」、西日本は小豆の粒感と風味がストレートに伝わる「つぶあん」の製品が好まれているよう!

あんぱんには「へそ」がある!?

最後は、あんぱんの「へそ」と呼ばれる凹みについて。
成型時にあえて凹ませるのは、もともと「つぶあん」「こしあん」を見分けるためだったとか。ヤマザキでは「こしあんぱん」に「へそ」があり、 今でこそ、パッケージで中身はわかりますが、包装されていなかった時代の名残が残っているんですね。ちなみに、「うぐいすぱん」は「へそ」が2つ! けしの実や黒胡麻、白ごまを上に乗せるのも、同様に見分けるための工夫だったそうです。

ーcolumnー
地域限定の焼き印入りあんぱん。知ってる!?

「デイリーヤマザキ」のなかでも、コンビニなのにできたてのパンを販売するのが、「デイリーベーカリー」。「デイリーベーカリー」導入店のうち約400店で、地域限定の焼印入りのあんぱんがあるのをご存知ですか!? その名も「贅沢なホイップあんぱん」。正確な数は把握しきれませんが、350種類以上あるとのこと!中にはこんなにユニークな焼印入りのあんぱんも!

「浜田山」:デイリーヤマザキ浜田山駅前店(東京都杉並区)
「平塚」:デイリーヤマザキ平塚田村店(神奈川県平塚市)
「美浜」:デイリーヤマザキ美浜新港店(千葉県千葉市)
「刈谷」:デイリーヤマザキ刈谷野田新町店(愛知県刈谷市)
「可部」:デイリーヤマザキ可部バイパス店(広島県広島市)
「益城」:デイリーヤマザキ益城赤井店(熊本県益城町)

焼印には各店舗が立地する地域名を使用するケースが多いのですが、「デイリーヤマザキみさと団地店」の焼印は、三郷市のマスコットキャラクター「かいちゃん」の焼印など、公式に許可を得ているものも!

「かいちゃん」:デイリーヤマザキみさと団地店(埼玉県三郷市)

ぜひ、あなたの家の近くでも、「贅沢なホイップあんぱん」を探してみてください!
https://www.e-map.ne.jp/pc/index.htm?cid=dyemap

今回ご紹介したのは、いつも食べているのに、意外と知らない「あんぱん」の“小さな豆”知識ばかり。改良されたあんの味わいや、販売エリアなど、注意して「あんぱん」を食べてみたら、さらに楽しく美味しく味わえるかも!?

おすすめコンテンツ

トップページへ戻る