冬のお腹をあたたかくしてくれるテクニック! 新しいおいしさに出会える「リベイク」をやってみました

2月はまだまだ寒い季節。そんな冬のお腹をあたたかくしてくれるテクニックが、菓子パンの「リベイク」です。ヤマザキの菓子パンにはパッケージに「リベイクマーク」がついているものがあり、このマークはトースターで少しあたためるといつもとは少し違ったおいしさをたのしむことができるという目印になっています。

菓子パンはそのまま食べてももちろんおいしいのですが、今回は、いろいろな菓子パンのリベイクを実際に試してみました!
トースターであたためる「リベイク」テクニックの基本とコツ
ヤマザキのリベイクマークには、1000Wのトースターを使った際のあたため目安の分数が記載されています。トースターの機種にもよりますが、おいしくリベイクするコツはトースターをしっかりと余熱しておくこと!加熱ムラがなくなり、パンを均一にあたためることができます。
また、パンを盛り付けるお皿もあたためておくと、水蒸気の発生が抑えられて焼き上がりのカリッとした食感をキープできます。パンを焼くついでに、お皿をトースターの上に置いておくとお手軽です。
気温がぐっと冷え込む季節柄、パンが常温よりも冷たいときは、500Wの電子レンジで20秒くらい加熱しておくと中心部もあたたかく食べることができますよ。特に惣菜系のパンは、レンジアップしてからリベイクすると、中心までホカホカになります。
レンジやトースターをお使いの際は、くれぐれも加熱のし過ぎや、やけどなどに注意してくださいね。
ジュワッ!カリカリッ! 食感の変化が楽しい惣菜系パンのリベイク
最初に試したのは、「まるごとソーセージ」!ソーセージがまるごと1本のっている、ベストセラーの惣菜パンです。早速、しっかりと余熱したトースターにIN。目安は1分です。

30秒ほどで、たっぷりとかかっているからし入りドレッシングがジュワジュワととけていく音が聞こえてきます。しばらく様子を見ていると、パンに焦げ目がつき始めたところでチン!と1分が経ちました。

まるごとソーセージをリベイクすると、あたたまったことでふっくら感が増していて、ソーセージは脂がとけてよりブリンッとジューシーな歯ごたえに!からし入りドレッシングにも少し焦げ目がついて、香ばしさがアップしていました!今までリベイクしてこなかったのが不思議に思えるおいしさでした。

次に試してみたのは、スパイスの効いた本格カレーが決め手の「カレーパン」です。こちらのリベイク目安は2分。焼き始めは見た目にさほど変化が無かったので、少し目を離していると…いつの間にか濃い焦げ目ができてしまいました。2分より10秒ほど前に慌てて取り出します。

見た目にはちょっと焼きすぎてしまった感がありますが(笑)、表面がカリカリでまるで揚げたて!食感はバツグンです。あたたまったことでカレーの香りがより立ち上がって、食欲を掻き立てられました。焦がさないように焼くためには、アルミホイルでくるんでしまってから焼くといいですよ。
トロ~リと甘さが引き立つ、スイーツ系パンのリベイク
スイーツ系の菓子パンも、リベイクで新しいおいしさになります!

サクサクと歯切れのよいパイ生地に大粒リンゴのジャムがたっぷりの「アップルパイ」は、リベイク目安1分です。焼いているとフワッとパイ生地の香りが漂ってきて、焼き目もだんだんと濃くなっていきます。

焼き上げると、もともとサクサク感のあるパイ生地がよりサクサクに!飴色の焼き目がいかにもおいしそうで、あたためられたリンゴジャムがトロリとしていて、なんだか贅沢感がアップしています。

「ホワイトデニッシュショコラ」はデニッシュ生地で板チョコを包んだ、ちょっとほろ苦の大人なパン。リベイク目安は1分です。真っ白な生地に少しずつ焼き目がついていく様子は、ついつい見入ってしまいます。

もともとは歯ごたえがある板チョコが、その食感を残しつつもトロッと溶けている部分もあって、フォンダンショコラのようなおいしさになりました。中をトロッとさせたくて1分より10秒ほど長めに焼いてしまったので、表面はしっかり焼き目がついてしまいホワイト感は薄れてしまいましたが、焼き立ての香ばしさもチョコにマッチして、個人的にも好きな味わいになりました。

北海道産チェダーチーズ入りチーズクリームをたっぷり使った「北海道チーズ蒸しケーキ」は、リベイク目安2分です。もともとこんがりとしたきれいな焼き目が印象的ですが、トースターに入れると真ん中の北海道模様もだんだんと色づいていって、チーズの香りがふんわりと漂ってきました。
敷き紙をはがしてから温めてくださいね。

あたためられたことで、しっとりやわらかな蒸しケーキの生地がよりフワフワに!リベイクすることで表面に薄く焼き目の層ができて、歯ざわりの変化が楽しめます。そしてチェダーチーズのいい香りも増していました!

栗入りつぶあんを丁寧に包み込み、幅広い世代に人気の「高級つぶあん」。リベイク目安は1分です。あんぱんを温めるのは少し意外な感じもしましたが、トースターで焼いているとパンの上にのっているケシの実がチリチリと焼ける音がしてきて、パンが焼ける香りとは別の香ばしいにおいが漂ってきます。

焼けたケシの実の香りが立ち上がってきて、いつものあんぱんとは違った印象になりました。パン生地はふわふわになり、あんこもあたためられて、もっちり感が増しています。リベイクで変化するおいしさの意外性が高いパンでした。
ちょっとひと手間でいつもと違うおいしさに出会えるテクニック「リベイク」。このほかにも、「リベイクマーク」がついている菓子パンはたくさんあるので、ぜひいろいろと試してみてくださいね!