トースターはあらかじめ温めておく

表面はサクッ、中はふわっとモチモチ。これがトーストの醍醐味。そんな理想的な焼き上がりをめざすには、とにかく短時間で一気に焼くことがポイント。ポップアップトースターでもオーブントースターでも、パンを入れる2~3分前にあらかじめスイッチを入れ、庫内を温めておきます。トースターが冷たいまま、いきなりパンを入れると、温度がじわじわと上がっていく間にパンの水分が飛んでしまうので、おいしく焼けません。

凍ったままでもトーストOK

また、冷凍室から取り出してすぐにトーストしても、おいしく食べることができます。焼き方は、常温のパンと同じように、高温で短時間に焼き上げるのがコツ。トースターやオーブントースター、グリルなどパンを焼く機械は、あらかじめ温めておくことをお忘れなく。焼く時間は常温のパンより少し長めですが、表面がこんがりキツネ色になっていれば、中までちゃんと焼けたしるしです。

自然解凍なら、ふきんをかぶせて

冷凍した食パンを解凍する場合、水分が出てベタついたり、表面が乾いてしまうことを防ぐために、ビニール袋から出したらきれいな布でくるみ、自然解凍させます。室温では約1~2時間で解凍できますが、朝食に食べる場合は、前日の晩に冷凍室から出しておくとよいでしょう。

オーブントースターの上にお皿を置いて温める

また、せっかく焼きたてのパンも、冷たいお皿に載せたのでは、すぐに冷えてしまううえ、パンとお皿の間に蒸気が溜まってサクッとした食感が失われてしまいます。オーブントースターでパンを焼くなら、トースターの上にお皿を載せておきましょう。こうすれば、パンが焼き上がったときには、お皿もいい具合に温まります。また、焼き上がったパンが蒸れるのを防ぐには、乾いたナプキンを敷いたカゴに入れるなど、通気性のよいところへ置くのもポイントです。

デニッシュペストリーなどはアルミホイルでくるんで

層状の生地が特徴のデニッシュペストリーやクロワッサン、油を使った揚げパンなどは、再加熱すると焦げやすいもの。オーブントースターを使うときは、パンに直接熱があたらないようアルミホイルでくるんで焼くと、上手に温めることができます。ただし、ぴっちりくるむと蒸れやすくなるので、空気の逃げ道をつくるようにゆるく包むのがコツです。

オーブントースターの火力調整にもアルミホイルが活躍

上下両火のオーブントースターにありがちなのが、火のまわりが均等ではなく、どちらかが焦げやすいといった"くせ"。下火が強すぎるときにはパンの下にアルミホイルを敷き、上火が強すぎるときにはパンの上にアルミをふわっとかぶせて焼くと、焦げずにうまく焼けます。