責任ある原材料調達

ヤマザキでは、お客様にとって価値のある安全・安心で良品質な製品を提供するために、国内はもとより世界各国から調達する原材料について、原材料仕入先様にご理解とご協力をいただきながら、持続可能なサプライチェーンの構築に取り組んでいます。

原材料の安全性と品質基準を確保するために

 お客様に信頼していただける安全・安心で良品質な製 品を提供し続けていくために、購買部門では原材料の安全と品質の管理を最重要課題として取り組んでいます。
購買部門だけではなく、食品安全衛生管理部門や生産部門とともに小麦やレーズンなどの主要な農産物の産地を定期的に訪問し、農薬の管理状況や作柄、品質などの確認を行っています。
また、原材料メーカーの工場などを定期的に訪問し、製造現場や品質のチェックを行うとともに、ヤマザキが求めている安全性や高い品質基準について、より深く理解していただくために、現地・現場の方々との意見交換も積極的に行い、良好な関係を築いています。

  • アメリカ産小麦の産地視察(ノースダコタ)

    アメリカ産小麦の産地視察(ノースダコタ)

  • 原材料仕入先様とのアメリカ産レーズンの品質についての意見交換(カリフォルニア)

    原材料仕入先様とのアメリカ産レーズンの品質についての意見交換(カリフォルニア)

原材料の納品における環境負荷低減への取り組み

 原材料を納品する際に使われる段ボール等の梱包資材を繰り返し使用できるプラスチック製の通い容器にすることで、環境への負荷を低減する取り組みを推進しています。
通い容器への変更はパン酵母や油脂・ジャム・包材等で順次実施しており、特にパン酵母はほぼ100%が通い容器に変更されました。
これによって使い捨てにされる段ボールが年間約54万箱分削減されました。これは紙の原料となる杉の木で換算すると、約2万本分に相当します。

原材料の納品における環境負荷低減への取り組み
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持続可能なパーム油およびカカオ豆調達への取り組み

 パンや和洋菓子の製造にはマーガリンやショートニング、フライオイルなどの油脂が不可欠です。
これらの油脂に多く使用されているパーム油は、その原料となるアブラヤシが1年を通して実を結び、単位面積当たりの収穫量が多く、加工用油脂として使いやすいため、生産量が拡大し続けています。
一方で大規模な栽培地をつくるために熱帯雨林の伐採による生物多様性の喪失や農園や加工場の劣悪な労働環境等が問題となっています。
そのため、ヤマザキではパーム油を地球環境や人権・労働問題に関する基準を定めた持続可能なパーム油調達の認証機関に加盟している加工油脂メーカーを中心に購入しています。
また、チョコレートについても、カカオ豆の持続的な生産を支援する団体に加盟しているサプライヤーを中心に購入しています。
購買部門では海外の産地や現地の工場視察なども実施し、調達先の環境についての情報収集やサプライヤーとの意見交換に努め、安全・安心で持続可能な原材料調達を推進しています。

  • マレーシアのパーム油農園での収穫の様子

    マレーシアのパーム油農園での収穫の様子

  • マレーシア産パーム油の産地視察(クアラルンプール郊外)

    マレーシア産パーム油の産地視察(クアラルンプール郊外)

原料調達における気候変動リスクへの対応

温室効果ガスの排出量増加による地球温暖化は世界各地で気温上昇、豪雨や渇水などの異常気象の増加につながっています。
ヤマザキの原材料の多くは海外からの農産物由来であり、干ばつや異常気象などによる収量の低下は事業にとって大きなリスクとなります。
農産物の調達における気候変動リスクへの対応として、調達国の分散や新たな産地の開拓を積極的に行い、リスクの分散を図っています。
例えばレーズンは米国カリフォルニア産が中心でしたが、近年天日乾燥期間中の大雨の影響で品質不良が発生したことを契機に、トルコ産レーズンの調達を拡大しました。
同様にバナナについては主力のフィリピンの他、メキシコ・エクアドル・インドネシア産を採用してリスクに対応しています。

  • トルコ産レーズンの産地視察における天日乾燥状況の確認

    トルコ産レーズンの産地視察における天日乾燥状況の確認

  • メキシコ産バナナの産地視察における生育確認

    メキシコ産バナナの産地視察における生育確認