国産食材の持続可能な利用拡大を目指して

ヤマザキでは、各工場の地元生産者の皆様と協力して、地産地消製品の開発を積極的に行っています。
これにより、地域特産物の利用拡大や規格外農産物の有効利用につながっています。

国産食材の持続可能な利用拡大を目指して
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PICK UP

地元の国産小麦「ゆめあかり」を使った
もち食感スティックパンの開発(安城工場の取組み)

ゆめあかり

愛知県で初めてパン用小麦の開発

 安城工場が所在する愛知県安城市は、日本のデンマークとも呼ばれ、豊かな水資源に恵まれ、米麦を中心に園芸や畜産など典型的な多角経営農業が行われていることがその由来です。
 水田を有効活用し、2年3作という稲・麦・大豆を周期的に栽培する輪作が行われていますが、これまで愛知県で栽培されてきた小麦は、うどんやお菓子用の小麦のみで、パンや中華麺に向いた小麦はありませんでした。そこで、愛知県農業総合試験場では愛知県の栽培環境に合い、パン・中華麺用に適したタンパク質含量を持つ「ゆめあかり」の開発を始めました。
 2001年より小麦育種をスタートし、2014年に種苗法に基づく品種登録がなされ、2018年から本格栽培が開始されました。

JAあいち中央管内の小麦畑

JAあいち中央管内の小麦畑(クリーム色の小麦が特徴的)

栽培しやすい技術開発

 「パン用小麦は、栽培管理が大変です」と愛知県農業水産局の主任 伴様は教えてくれます。「パン用小麦は、うどん用小麦と比べ肥料を1回余分にやらなければならず、その時期が田植えの時期と重なってしまい生産者の方に大きな負担をかけてしまうことになります。
そこで、種を播く時期に肥料を先に播く技術(省力施せひ肥技術)を経済連と協力して開発しました」
 愛知県とJAあいち経済連による生産者が作りやすい技術開発により、「ゆめあかり」の面積拡大が進んできました。
 「ゆめあかり」は、品種の力・技術の開発・生産者の努力で作られた小麦です。

「もったいない」から始まった規格外品の有効利用

(左から)愛知県農業水産局農政部園芸農産課
稲・麦・大豆グループ主任 伴 佳典様
愛知県同課 課長補佐 小澤 俊樹様
JAあいち経済連米殻部農産販売課 蟹江 健太様
当社安城工場 営業課長 島津 守
当社安城工場 営業課 小倉 有登

「ゆめあかり」を使用した製品づくり

 もち食感スティックパンは、2018年10月より発売されていましたが地元で国産小麦を作っていることを知り、2019年11月より「ゆめあかり」を配合した製品にリニューアルしました。
 JAあいち中央管内での2019年度の「ゆめあかり」の収穫量は700tで、安城工場ではこのうちの7%を使って製品化し、中京エリア(愛知・三重・静岡・岐阜・富山・石川・福井)で販売しています。

こちらの製品には、「ゆめあかり」のシンボルマークを入れ、お客様にPRさせていただいています。

「ゆめあかり」のシンボルマーク

「今まで麦を作っていてもどんな製品になっているかがわからなかったので、このように製品化され、シンボルマークもついているので見つけやすいです。良い取り組みだと思います。子供たちに自慢できます」

「ゆめあかり」生産者 鶴田様

「ゆめあかり」生産者 鶴田様


愛知県農産物利用による地域貢献

 安城工場営業課小倉は「中京市場はスティックパンの需要が高く、今回開発したもち食感スティックパンはナイススティックとは違う、「ゆめあかり」の特長でもあるもちもちした食感やひきの強さといった食感を楽しめる製品です」とPRします。
 JAあいち中央の組合長石川様からは「JAあいち中央管内にはまだまだおすすめしたい農産物がある。そういった農産物を使った製品開発をしてもらえると食育にも利用できるのでありがたいです」といったお声をいただきました。
 安城工場では、引き続きJAあいち中央様のご協力をいただきながら、地産地消製品の開発や食料自給率の向上に貢献してまいります。

さらなるブランド力向上に向けて

(左からJAあいち中央)
営農企画部兼営農部部長 杉浦 康正様
代表理事組合長 石川 克則様
営農部会 鶴田 晃康様
常務理事 鈴木 重幸様