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ヤマザキ 世界の朝食
一日の元気は、朝食をしっかり食べることから始まります。
世界各地のバラエティ豊かな朝食---
また、幸せの香り漂うパン料理などを紹介していきます。
月刊dancyu[ダンチュウ]1月号
月刊dancyu[ダンチュウ]2011年1月号
編集タイアップ企画より
今月の1皿~「クロックムッシュ」 世界地図 France
フランス・パリ
パリで愛されるパン料理
“クロックムッシュ”
ひと口食べれば、カリッと香ばしい食パンの食感がたまらない! そして後からトロリと溶け出す濃厚なホワイトソースとチーズ、ハムの旨味が絶妙にからみ合う。カフェを中心に、家庭でも人気のパン料理だ。目玉焼きをのせれば「クロックマダム」と呼ばれるボリューム満点の一品に変身。
   フランス・パリ。〝花の都〟の異名は周知の如く、美術や文学、建築、映画など、多彩な芸術や文化における世界的中心地だ。
 その面積は東京の6分の1ほどと意外に狭く、セーヌ川によって街が二分されている。川を挟んで北の右岸は商業の街として、南の左岸は学生街としての趣が強く、「右岸では金を、左岸では頭を使う」といったジョークが日常的に飛び交っている。
 クールな面持ちの反面、内面は茶目っ気たっぷりのパリジャンは寒い冬でも実にアクティブ。芝居やコンサートに足繁く通い、年末年始時になればパーティーの準備で大忙しだ。
 そんな彼らの憩いの場となっているのが、カジュアルなカフェやビストロ、ブラッスリー。とくに身近なカフェは誰もが行きつけの店をもち、本を読んだり、おしゃべりに花を咲かせたりと、思い思いに時間を過ごす大切な場所。どんな店に入るときでも、居心地の良さはもちろん、舌の肥えた人々にとって〝その店の味〟が何より重要な鍵を握る。
常連客になるか、ならないか──。それは注文したメニューが見た目、味ともに自分の好みにマッチするか否かに尽きるのだとか。そのジャッジをドリンクに重点を置く人がいれば、パンやデザート、一品料理と、人それぞれ異なるのが普通。だが、パリでは「クロックムッシュ」のおいしさを判断基準に掲げる人が多いという。
〝クロック=カリッとした音〟〝ムッシュ=紳士〟の意をもつ名物ホットサンド。基本の具材はハム、チーズ、ホワイトソースで、香ばしく焼かれた食パンと絶妙なハーモニーを奏でる。つくり方やアレンジは自由。バラエティーに富み、店は創意工夫を重ねながら、日々客を楽しませる努力を惜しまない。ナイフとフォークを使って上品に、熱々を頬張る幸せそうな老若男女の姿もまた、パリの風物詩の一つだ。
 さて、パリの朝食といえばフランスパンが主役。ハムとチーズを挟んだ「ジャンボンフロマージュ」に、温かなカフェオレを添えて。美しく澄んだ朝の光に照らされた食卓は、今日もご馳走感にあふれている。
朝のテーブルから
フランス・パリの朝食例。数あるサンドイッチの中でも、パリっ子がこよなく愛する「ジャンボンフロマージュ」。ジャンボン=ハム   フロマージュ=チーズ の意で、毎日食べても飽きのこないシンプルなおいしさ。カフェオレやオレンジジュース、ヨーグルトを添えて。
ジャンボンフロマージュ
ヤマザキ
朝食から始まる幸せ。
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